ワンオペ育児

「ワンオペ育児」最近よく聞く言葉です。

簡単に言えば、子供に関わる事すべてを一人で行うことです。

赤ちゃんは可愛いですが、赤ちゃんを育てるということは心身ともにかなりの重労働です。

特に乳幼児期の赤ちゃんを育てている時のママには気の休まるひまや、自分の時間を持つなんてほとんどないでしょう。

私自身もそうでしたが、ワンオペ育児していると、何日もまともに誰とも話をしていないといった事がよくありました。

近くに実家があったり、主人が家庭に関心があれば違ったのかもしれませんが、睡眠不足、お風呂も2、3日入っていないし、赤ちゃんの世話に明け暮れ疲れ果てていても「辛い」と言ってはいけない、また言う相手もいないといった状態で心が静かに壊れていくようでした。

あの時誰かに話を聞いてもらえたら、、「辛い、助けて」と言えたら、、と今でも思います。

赤ちゃんを育てているママはみんな同じように大変ですが、「ワンオペ育児」をしているママは何故よけいに苦しいのでしょうか。

それは、ママの大変さ辛さを共有、共感してもらえないからです。

今育児中の頑張っているママ。

子育ては素晴らしい経験ですが、命を授かり育てていくということは責任重大です。

辛くないわけありません。

ママ自身が真面目で子どもを愛おしく思っていれば思っているだけ負担が大きくなります。

でも、これだけは忘れないでください。

どんな人でも弱音を吐く事はあります。辛いときには「つらい」と言って下さい。

こころの言葉を吐き出すことに遠慮しないでください。

なぜ心理カウンセリングと遺伝子検査?

SPSコンシェルジュでは、心理カウンセリングや様々な悩みのご相談をお受けしていますが、「なぜ遺伝子検査もあるんですか?」と聞かれることがあります。そのことについてお話ししたいと思います。

例えば兄弟、姉妹といった同じ親から生まれ、同じ家に住み、同じ食事をして育っても、顔、体つき、性別など見た目にわかるものであっても全く同じということはありません。

それと同様に性格や感情など内面も違いがあります。

これが親子であれば、もっと違ってくるのは当然です。

親子関係で悩みを抱えていらっしゃるクライエントの方の多くはこの事を頭では解っていても自分の心に落とし込む事が出来なくなって悩まれています。

「うちの主人は理系なのに、、、」「上の子は1年生に上がる前には自分の名前を漢字で書いていたのに下の子は、、、」

特に母親と娘の関係は複雑です。

同性であることで、母親自身がこれまで女性として生きてきた中での経験や価値観で娘の歩んでいく人生を、母親が良しとするものを、娘の為になると信じて管理しコントロールしてしまいがちです。

母と娘であっても違う個性、価値観を持っています。

この事をしっかり認識できるように遺伝子検査も取り入れています。

人の個性の違いを認める事は、自分の価値観や視野を大きく広げることになります。

心理カウンセリングで上手くいかない事の一つにクライエントの方の認知の歪みが大きい事が理由の場合があります。

このような時、親子で遺伝子検査を受けられて、それぞれの個性の違いをはっきり解るといったことが非常に有効です。

持って生まれた性格、個性の優劣を見るのではなく、個人の性格や生まれ持った能力の理解をし、親子、兄弟であっても性格、個性、それぞれ違って当たり前と再認識出来ます。

人はみんな、自分の人生を選択して生きていく事が生きる事の喜びになります。

自分に起こる事、良いことも悪いことも、自分で受け止め成長していくものではないでしょうか%e8%a6%aa%e5%ad%907

お母さんの気持ち

この10年間で東京23区の自殺されたお母さんのデータです。

(日本産科婦人科学会などの調査依頼に基づき、東京都監察医務院と順天堂大の竹田省教授が調査)

内訳は、

妊娠中……23人(妊娠2カ月で12人)

産後1年未満……40人(産後4カ月で9人)

※カッコ内は、最も自殺の多い時期です。

妊娠、出産を経験されたママは(私も含め)少なからず共感するものがあるのではないでしょうか?

生まれてすぐに始まる初めての育児。24時間での生活時間はめちゃめちゃで3時間ごとの授乳、オムツ替え。

出産後の体の痛み、おっぱいの痛み、赤ちゃんを抱っこしたままでトイレにもゆっくり行けず毎日寝不足。

自分の心も体も悲鳴を上げていても毎日の家事、育児に追われる毎日。

私自身も実家が遠方で頼ることが出来ず、夫がまるきり育児不参加で家にいることも少なく、初めての育児を一人でしました。

38歳での出産でしたが近くに同年代のママ友もいなくて、話し相手も相談できる人もいない。

うちの子はとにかく抱っこしていないと泣いてしまうので24時間中20時間は抱っこしていました。

赤ちゃんが生まれたら家族3人で毎日キラキラ輝くような幸せな日になると思っていましたが、現実は、、、

一日に2時間くらいの睡眠時間でフラフラの中の一人育児で夫の度重なる浮気、夜遊び、、、

まともに頭も体も働かないけど赤ちゃんのお世話はしなければならなくて自分が今起きているのか寝ているのかも解らなくなりそうな状態での赤ちゃんのぎゃん泣き、、、

そんな中、夫と浮気したという女性から謝りたいと電話があった時、一度だけほんの少し《死にたい》と思いました。

赤ちゃんはとても可愛いですが365日、24時間ほぼ赤ちゃんと二人きりではかなり辛いです。

旦那さんがその辛さを理解してくれるだけでママの心は救われます。

何歳で産もうが子どもが0歳ならママだって育児経験0年です。

自分が今まで経験していない事や初めての事には誰だって戸惑い不安になります。

どうか一人で頑張らないでくださいね。

ママはもう十分頑張っているから、疲れたり不安なときは必ず声を上げてくださいね。

ママが幸せでいることが子どもにっとって安定した愛着を形成するのに大切です。ママは幸せでいなきゃいけません。%e9%a0%ad%e3%82%92%e6%8a%b1%e3%81%88%e3%82%8b%e5%a5%b3%e6%80%a7

 

 

愛着障害とは

%e8%a6%aa%e5%ad%90%e3%81%ae%e3%83%8f%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%82%af乳幼児期に母親との安定した関わりを持つ事は、子どもの愛着を通して対人関係を学ぶ基礎となり、母親が絶対的な安全基地であるという事で子供は安心して外部との関わりに積極的に行動出来るといった特性があります。

安定した母親との関係が出来ていることが社会性や知能の発達にも良い影響が出来ています。

安定した愛着とは、長い時間一緒にいる事ではありません。

仕事をしているママが保育園に子供を預けて長時間保育園の先生と過ごしていても、しっかりと愛着スタイルが保たれていればほとんどの場合子供はママが一番です。

生まれてすぐから始まる育児に奮闘しているのは多くの場合母親です。

赤ちゃんが泣けば優しく「おなかすいたかな?おっぱい飲みたいかな?」「おむつ濡れちゃったね。気持ち悪かったね。きれいにしようね」など語りながら赤ちゃんと接しているママ。

産後の体調が悪いまま育児をスタートして余裕のないママ。

いろんな状況があると思います。

子どもと安定した愛着を築くには先ずママ自身の心が安定していることが大切です。

もし自分自身が不安や体調の不調があれば、誰かに頼って下さい。

一人で抱え込まないでください。

ママが笑顔でいることは子どもにとって何よりも心の栄養です。

イライラしながら手作りの離乳食よりも優しく話しかけながら市販のベビーフードの方が子供とママにとって温かい時間です。

子どもはまだ言葉を話せない時期は全身全霊で母親の言葉がけ、表情、スキンシップを求めています。

その求めに適に答えてあげることで安定した愛着が形成されます。

 

 

 

カウンセリングって何?

love-1731723_640カウンセリングというと精神的に参っている人や特別な人が受けるものといったネガティブイメージをお持ちの方が

多いのではないでしょうか。

しかし実際のカウンセリングでクライアントとしていらっしゃる方は今の現状をより良くしたい、自分の将来の目標にどう向き合えばいいのか等の前向きな姿勢の方も多いのが現状です。

もちろん悩みや不安を抱え重い気持ちの方もいらっしゃいますが、お話を伺っているとやはり今の状態に満足せず、いかに自分の人生をより良いものにしたいという気持ちから悩みや不安を抱えていらっしゃる事がうかがい知れます。

自分自身の事、家族、恋人、友達、職場や学校での人間関係、年齢を重ねたり役割責任が増すごとにより複雑になり抱える物も大きくなります。

悩みの内容によっては家族には話せても友達には話せない、友達には話せても恋人には話せないなど悩みによって相談する人を変える事があると思います。

そんな時に活用出来るのがカウンセラーです。

自分だけのパーソナルカウンセラーを選び一度しかない人生を自分らしく生きる為のツールにしてみましょう。